PAN-BRICK LOGO

概要

PAN-BRICKは普通の外壁材として考えるのではなく、上手に使いこなし工務店の個性化のお役に立てて下さい。
PAN-BRICKは基本的にパネルですので、あまり必要以上神経質にならないで下さい。
高級品ですがパネル化しておりますので、その分効率的な施工でレンガの評価を発揮しなければなりません。
レンガの建物は原則として全面張りが理想でデザインを引き立たせます。
PAN-BRICKは上手な施工によって初めて最高の外壁材になります。
間違った施工は手間だけ掛かって、希望を失います。
PAN-BRICKは張り始めと出隅と開口部が他の外壁材と違うだけで、その他はあまり難しく考えず、普通の感覚で張って下さい。
しかし出隅の出来映えは建物全体を決定付けます。
PAN-BRICKはレンガ・ウレタン・合板をパネルに成型時に一体化し、タイルの様に接着剤で張ったものではありませんので後で剥がれる事はありません。
断熱材のウレタン自体が防水材ですが、ジョイント部にも上下左右も雨水の侵入防止の本実加工が施してあり、コーキングはジョイントの化粧の目的です。
PAN-BRICKを始めての方は必ず張り始めの箇所は「見えにくい箇所」例えば建物の裏面から張り始めて下さい。
水切りの取り付け
まずコーナー部分を切り取る
誰でも、人情として、つい玄関周りの目立つ所から始めたいものですが、はじめは慣れていないので見えにくい所で練習して頂いて、慣れてきて上手に張れる様になってから表の目立つ所に着手して下さい。
ブロック屋さんやタイル屋さんが一段目を積むのに暇がいる様に、PAN-BRICKも張り始めの一段目を水平になるようにする事に手間が掛かりますが、これは大切な仕事です。 水平墨を睨みながら、張り始めてその段を一回りして下さい。 終わりのパネルの天端が張り始めのものと高さが同じになる様、事前に良く確認してから始めて下さい。
2段目からずっと早くなります。
2段目より上は既にパネル割ができているのでその壁面を上まで張り上げた方が効率的かも知れません。
その折り、2段目以上も時折「水平レベル」で確認しながら進めて下さい。
また、出隅ではスライスレンガの長さが正面と側面であまり小さすぎ、コーナーが不自然な寸法にならないよう気をつけること。
出来るだけコーナーではスライスではなく1個の普通レンガを積み上げてある様に見える工夫をする。
このとき出来れば色合いも揃えるとなお自然に見える。
レンガパネルで柱や梁型等を作る事は45度の角の施工が多くなり手間が掛かりますので出来るだけ避けて下さい。
即ち、柱一本を作るに要する手間は、大きな広い壁を張る以上に手間が掛かります。
柱等は既製品のコラム等を利用して無駄な作業の手間を省いて下さい。
パネルを張る壁は経済的な形状に様に工夫して寄せ棟にしたり、妻の三角部分はサイディングで仕上げたりするなど斜めに切る部分を出来るだけ避けるとロスが少なくてすみます。
取扱中に凸部のスライスレンガが破損した時、これらを「張り始め」等切断する箇所に使用して下さい。
凸部が破損した時は剥がれたものをそうっとそのまま施工しながらシリコンで復旧して下さい。
先に述べたように出隅コーナーはなるべく1個のレンガが積んである様に見せる工夫をして下さい。
片面があんまり小さなレンガ片にならないように配置して下さい。
これは、レンガの位置をレンガ半枚分をパネル全体を左右することで調整出来ます。
コーナーはレギュラーパネルを45度にカットしてシリコンで仕上げる方法と、コーナーに目地をもうけて仕上げる方法があります。
またこの他に既製品のコーナーパネルもありますが、この場合はパネル割をして下さい。(参考資料)
三田のセピアカラーの町並みの建物は2番目の仕上げ、目地をもうけた仕上げです(別図7)
この方法の特徴はコーナーの2枚のレンガの色合いが違っても気にならない事です。
また最初の45度にカットして施工する方法は、慣れれば想像されるより遥かに簡単でお奨めの工法です。
これで出来上がりです。

事前準備

まずサッシがパネルの前面に揃うように取り付けてあるかどうかを確認して下さい。
サッシの出はパネルの厚みの63ミリに揃えて下さい。
サッシを壁よりふかせない場合、特にリホームの場合の開口部は板金屋さんに頼んでレンガ見切り用の外額縁金物を作ってもらってレンガの前面に揃う様取り付けて下さい。
開口部にスタッコボンド、ソルジャーコストを使用すると本格的なレンガの建物になります。
柱や合板の建物の周りに水墨をうって下さい。(別図3)
この水墨の位置は適当な高さのでよいと思います。
この水墨を基準に水切りを取り付けて下さい。(別図3)
同時に先程の板金屋さんに作ってもらった水切りや開口部の額縁金物も取り付けて下さい。(別図4)
サッシ廻りのルーフィングの上から念のためRAテープを張って雨水の侵入を防いで下さい。
ルーフィングの上にもう一度水墨を引き出して下さい。
水切りや額縁の前面はサッシ同様にパネルの厚みに併せて下さい。
電気・電話・テレビアンテナの配線は完了して下さい。
水道・ガス工事は完了して下さい。
クーラースリーブ又は冷暖房機の配管は完了して下さい。
上記の配管・配線の廻りからも雨水が入らないようにしておいて下さい。
これで建物はパネルが張れる状態になりました。

道具類の準備

コンプレッサー1台(500W程度のもの)
ブレーキつきの丸鋸を2台用意して下さい。
1台は普通の木工用のチップソーを、もう1台はダイヤモンドソーを取り付けて下さい。
ダイヤモンドソー付きの鋸は集塵機付きを用意して下さい。
写真の様な手作りの定規を用意して下さい。
また、切断するためのテーブル台を作って下さい。
これらはいずれもサイディングを張るときのものがあればそれを利用して下さい。
レンガをカットするダイヤモンドソーには集塵機を取り付けて下さい。
カットすると時に発生するレンガの粉は出隅の隙間の補修等に利用します。
窓周りの細かいレンガ部分の切り込みはダイヤモンドソー付のハンドカッターを使います。
その他パネルを一発でカット出来るレンガガイド付の鋸もあります。
大体以上で道具は揃いましたが、あとは通常みなさんがサイディング張り等の時と同じ道具類を各自の判断で用意して下さい。
たとえば、水平器、差し金、ドリル、ビス(38)、バール等です。
コーキングガンも必要です。
他に当社おすすめのサンドガンが必要です。
これらの使い方については施工のところで後程説明します。

材料の取り扱い

これも取り立てて説明する事項はありませんが、敢えていうなればパネルの両端の凸部が壊れやすいので注意して下さい。
搬入時はリフトか手下ろしが安全ですが、やむを得ずユニック車を利用する時は梱包の上部に十分気をつけて扱って下さい。
保管は絶対に水濡れの無いよう、特に合板部は濡れると乾きません。
シートは2重にも3重にも養生して下さい。
もちろん火気厳禁です。
シリコンコーキング 1本/梁面積の1m2あたり
目地砂

施工

張り始める壁面にパネルが何枚並ぶか計算してあらかじめ割り付けて下さい。
このときパネルの幅毎に印を入れた定規を作ると便利です。
張り始める前の割付け時では、両端にあまり小さなレンガがこない様にパネルを配置して下さい。
どうしても中間でジョイントを必要とする特殊な場合はご覧のようについで下さい。
準備が出来たら実際に張って見ましょう。
ダイアモンドソーでレンガ表面を切断
まず、ダイヤモンドソーでカットします。
最初はあらかじめ45度の加工をしたパネルを張ります。パネルはビス止めの前にバールなどで締め付けて隙間が無いようにする・・・
どうしても隙間がつまらなかったり、ジョイントが堅く張りにくい時は、余分なウレタンが当たっておりますので、これをカッターナイフで削り取ってパネルを修正して下さい。
パネルは製造過程でウレタンが型板からはみ出しております。・・・
これに対しては、必ず現場でその都度張りやすい状態にカッターナイフ等でウレタンを修正しながら張り上げて下さい。
パネルのウレタンは均一ではありません。
現場でカッターナイフなどで余分なウレタンを取り除き調整して下さい。
駆体を補強するあふり止め金具(帯鉄等)の厚みが邪魔になる部分は削り取って下さい。
パネルの上端の余分なウレタンのはみ出した部分もカッターナイフで除去して下さい。
パネルのさねはぎ継手がジョイント部の防水効果を高める
ネジでパネルを壁に取り付ける
実が堅い時はパネルを2〜3回スライスして当たりを良くしてから締め付けて、パネル同士のジョイントが目立たない様にすき間をバールのてこで締め付けてからビス止めして下さい。
ビスの数は1枚のパネルあたり5本程度。
サッシ周りの目地はパネルの目地と同じ幅をあけて下さい。
2段目のパネルの割り付けは1段目のパネルのジョイントと同一箇所に重ならない様配置して下さい。
パネル自体が1枚毎にパネル単位でレンガ目地になるように壁面のどちらかが入り隅になる場合は、出隅から始めて、入り隅を張り仕舞いにして下さい。
目地底にバックアップ材で嵩上げしてコーキングの深さが10ミリ程度になるようにして下さい。
入り隅も、パネルとパネルの入り隅コーナーも10ミリ程度の幅をあけ、深さもバックアップ材で調整して下さい。
先に述べた様に、窓廻りの仕上げは目地で仕上げる方法と、スタッコボンドや金物で仕上げる方法があります。
最初の方法はサッシの位置が自由に出来る新築に多く、2番目、3番目の方法はリホームに利用します。
すべてのパネルが張り上がったら最後にパネルとパネルのジョイント部や開口部の目地にシリコンのコーキングを施し、コーキングが乾かないうちにサンドガンで目地砂をまんべんなく吹き付けるとジョイントがわからなくなります。
パネルの上下左右には雨水の侵入を防ぐためにウレタンに本実加工やエアホールが設けてありますのでコーキングはパネルのジョイントの化粧の役目を果たします。


仕上げ、点検

パネル張りが完了した時点でまとめてジョイント周りのコーキングをしながらサンドガンで目地砂を吹き付けて下さい。
この作業はコーキングが乾かない内に行って下さい。
足場等が邪魔をして目地砂が吹き付けられていない所があるかも知れませんので気をつけて下さい。
このとき必ず砂避け眼鏡をして作業して下さい。
玄関等良く目立つ所だけ化粧して、あまり見えない所はコーキングしなくても雨水の侵入はありません。
以上の一連の説明は施工の方法一例と考え、実際に現場で施工する方が工夫しながら上手に張り上げて下さい。




トップ    目次   歴史   仕様    850FR    見積り/情報問い合わせ    写真ギャラリー    会社情報